全国各地の地方都市でシャッター通りが広がっています。多くのチェーンに押されて中小零細企業の商店が閉鎖に追い込まれているのです。

かつて賑わっていた商店街の人通りがまばらになってしまうのは寂しいものです。

人口が増加した時代は、一生懸命働けば売り上げが伸びる時代でしたが、生産年齢人口のピークは1995年で8700万人以上いましたが、現在では7000万人を割り込んでいます。

全国で1千万人以上、15歳から65歳までの人口が減少しているのですから、先代経営者と同じスタイルの商売で売り上げを伸ばすのは困難です。

新しいスタイルのスーパーやコンビニ等だけが繁盛することになります。

そしてインターネット販売が急速に売り上げを伸ばしていますので、今後はスーパーや量販店も淘汰される時代を迎えています。

人通りがない地方都市に比べて、東京は毎年その姿を変えています。

今年の公示価格をみると都心の地価はバブル期を超えました。ところが地方都市のシャッター通りの地価はバブル期の1割未満です。

同じ中小企業でも、都内で開業した中小企業と地方の中小企業ではその所有する不動産価値が全く異なっています。

資産価値が異なれば信用力も異なることになります。

地方都市の中小企業は、不動産価格、情報量、人通り等様々な点でハンデを背負っていることになりますが、地方都市の利点もあります。

それは「地方は目立つ」ということです。

都心では行き交う人も多い代わりにライバルも多いので、常に競争です、No1にはなかなかなれません。

ピーターティールも言っていますが、競争すればするほど利益率は減少します。

地方都市の方が独占的地位を得やすいことは事実です。

ハンデを乗り越えて、オンリーワン企業を目指してもらいたものです。

龍前税理士事務所 税理士 龍前篤司