不動産登記簿謄本ってなんだろう

不動産登記簿謄本には土地や建物の所在や種類、所有者、抵当権者など不動産に関する記録がされていて、その不動産の権利関係を確認することができます。

不動産とは土地と建物を指します。日本の民法では土地と建物を別個の不動産としていますので、不動産の登記簿謄本は土地と建物の2種類があります。つまり、一戸建ての自宅の権利関係を確認するには、土地と建物両方の登記簿謄本が必要になります。

しかし、分譲マンションの場合は、同じ建物でも一戸建てと少し記載が異なります。建物全体で一つの登記簿が作成されるわけでなく、自分の所有する部屋(これを専有部分といいます)で一つの建物の登記簿が作成されます。

また、その専有部分の登記簿に敷地の持分の表示がされ、専有部分の建物登記簿に記録された内容は土地にも効力が及ぶことになっています。
したがって、分譲マンションは建物の登記簿謄本だけで土地建物の権利関係が確認できます。

不動産登記簿謄本は最寄の登記所で日本全国のものが取得できます。現在は登記簿のデータが進み、登記簿謄本は登記事項証明書に変わりました。